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あなたの"夢"は何？
2時間43分のロードトリップ映画。『フロリダ・プロジェクト』を彷彿とさせる題材。アメリカの直面する子供と親の家族の物語をそのまま若者の物語に置き換えた感じ。
貧困層の女性・スターが雑誌販売の集団にスカウトされ、ジェイク(シャイア・ラブーフ)に惚れるが上手くいかない……。
車で移動する姿はヒッピーのようで、どうみても"良い"生活じゃないけど、序盤の暮らしと比べると刺激があって楽しそうにしてるスターは幸せに囲まれている(ように思えた。)
流行りの音楽で歌って踊って生きたいように生きる。ただそれは長く続かない。終盤にかけて、オープニングで感じたような閉塞感に再び包まれる。現実との直面。何が正しくて何が当たり前なのか。貧困のループから抜け出せない世界。
主人公のスターが良識人なおかげで最後まで観られた。
旅する系はこっちも旅をしているような気分になるし、先が分からんので好き。あと最小単位内で閉じた社会系も好きなので本作は好みドンピシャでした。ありがとうA24。
シャイア・ラブーフはシンプルにキモかったけどライリー・キーオ姐さんは相変わらずかっこよかったナ。
