くろねこヤマ子

パーソナル・ショッパーのくろねこヤマ子のレビュー・感想・評価

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)
4.0
ラストのブツ切れ感、
いいですね。
嫌な途切れ方ではなくて
監督からの
投げかけを感じたよ。

映像の美しさは
いやもうとっても安定。
色調からバランスまで。
好みすぎて
フィットしすぎて満足。

亡くなった兄の喪失感に
つけ入られて、
怖い思いをする女の物語。

クリスティン・スチュアートの
今、持てる魅力満載で、
いかに彼女を魅せるかの作品
と捉えて良いかもしれない。

近々の出演作カフェソサエティは
彼女じゃなくても良かったけれど、
この作品は彼女なしでは成り立たない
そんな印象。

時折、黒澤清監督の
タゲレオタイプの女と被る感じがして
ちょっとイロイロ思いました。