Yuri

パーソナル・ショッパーのYuriのネタバレレビュー・内容・結末

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

パーソナル・ショッパーというキラキラした職業(おそらく実情は地味)を描いているお話ではなく、携帯電話で見ず知らずの人物とやりとりをする危険性を描いた自分 vs 自分なサスペンス・ホラーでした。でも、モウリーンがセレクトする抱っこひもみたいな服?紐?はお洒落。モウリーンは霊を兄だと思いたいので、実際に違う霊も引き寄せていて、実際出てくるので、眠気が一気に吹き飛ぶ怖さでした。ハリウッド的な怖さではなく、日本のホラー的な怖さです。モウリーンはなんていうか矛盾をはらみまくりの人物で、霊媒師で兄とコンタクトを取りたいのに、霊を見たら即ダッシュで逃げるし、「女だからって逃げたくない。」という割に、霊じゃなくても足ダッシュで逃げるし、人間の二面性を描いていると言えばそうなのですが、冒険ものだったら応援したいヒロインではないです(爆)それがクリステンが演じることで何とか形になっちゃってるのが凄いです(笑)携帯ってとても個人的なものなのに世界と簡単に繋がれちゃうし、自分のプライベートが意図せず広まってしまうし、怖いねってお話なのですが、ちょっと難解なので伝わらないまま終わってしまいそうな作品でした。
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