普通の人の普通の出来事に社会派絡めてググッと迫る、地味ながらもなんやかんや気になるし好きなダルデンヌ兄弟の新作。
時間外応対をちょっとしたキッカケで拒んじゃって、その少女がその後亡くなり逃れられないモヤモヤに苦しむ女医さんの話。とは言えこの女医さんは決して職務怠慢なんかじゃなく患者受けもかなり良い立派寄りwそんな罪悪感に苦しまなくていいよ〜って側から思っても真っ直ぐ過ぎるが故に少女の死を追求。真っ直ぐというか静かに頑固な感じw
少々の地味は覚悟してたけど劇中のほとんどを〝この子知りませんか？〟が占める。絶対眠気案件のはずがこれが意外と全然眠くなかった。女医さんの静かな執念、というかしつこさにちょい引きながらも観入るし、淡々もここまでいくと潔い！
前作『サンドラの週末』同様、ここで戦わなきゃ収まりがつかへんねん！といった具合の自分との戦い。ひたすら地味やけどその気持ちもわかる〜〜がギリ勝つw
悪くないバランス。
