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午後8時の訪問者のnlmageのレビュー・感想・評価

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)
3.3
ネットにて鑑賞。

主治医制度を導入しているフランスでは、地元住民には街のお医者さんが担当医として従事してくれる。だから、急な疾患等で患者に何かあれば夜間だって診察してくれます。

物静かで真面目な主人公の女医は、日頃、街のお医者として小さなクリニックで診察する一方、依頼があれば往診も黙々とこなしていく。
働き者でエライな〜と感心させられますが、そんな素晴らしい彼女さえ悩ませる、後悔という名の罠!

いやいや、立派ですよ。仕方ないですよ。

って見ていて思うんだけど、彼女はこれじゃいかんと奮起して後悔の回収に奔走するんですね。もちろんお仕事の傍らなので、時間外の救急電話もジャンジャン掛かってくるわけです。
いや、エライな〜(2回目)

彼女の、ただ真実を求める誠実な目に偽りやゴマカシは敵わないです。静かに燃え上がる探究心と行動力に胸を打たれました。
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