S

愛を綴る女のSのレビュー・感想・評価

愛を綴る女(2016年製作の映画)
4.0
2017/10/21 シネ・リーブル梅田

ラヴェンダーが色鮮やかに揺れる南仏プロヴァンスやスイスの山岳が美しいロケーション。
好きなフランス女優の一人、
マリオン・コティヤールの美しさに終始目を奪われる。
激情型の主人公を演じる彼女だがアカデミー賞受賞した「エディット・ピアフ」とも重なり、演技に引き込まれる。
ベッドに横たわる姿、振り向き様の表情、古い本のページをめくる指先…など、何気ない仕草も絵になる完璧な女優だと思う。
映画の中での着こなしもビンテージ風のワンピースやニットにスカートなど素敵だった。
また登場人物の心の描写が丁寧に描かれていて感情移入してしまった。
中盤からは何故このシーンで⁇と思われるかもしれないシーンにも涙腺が崩壊し始め
特に、劇中で流れるチャイコフスキーの「舟歌」のピアノソロでますます拍車がかかる。
寡黙な夫役を演じたアレックス・ブレンデミュールも素晴らしい演技で素敵だったなぁ。
愛することとはー。
じわりじわりと胸に迫る
始めから終わりまでが美しい映画でした。
S

S