kyoko

わたしは、ダニエル・ブレイクのkyokoのレビュー・感想・評価

4.1

去年の3月、有楽町でのチャリティー先行上演のときにレビューをアップしているが(その時にいいねくれた方ごめんなさい!)、隣の女性が冒頭から嗚咽していて全然集中できなかった。
ようやくアップリンクの見逃し特集で滑り込み再鑑賞。

もう一度観て本当に良かった。
一度目よりも怒り泣いた。
これからどういう生きかたをしていきたいか、余韻の中で考えた。

(2017.3 鑑賞レビュー)
行き過ぎた資本主義は格差社会を生み、食べることにすら困窮する人を救済するはずの行政は、融通のきかないシステムでさらに追い詰める。これは決してよその国だけのお話ではなく、日本にも起きている問題だ。

深刻な中にも、役所あるあるにクスリと笑えたり、隣人との交流や子どもたちの愛らしさに癒やされる場面も多いが、思いのほか淡々とした感じで進む。
唐突な終わり方で、ダニエルの言葉が行政に届いたかどうかまでは分からないが、これは観る者ひとりひとりが受けとるべき言葉なのだと思う。