TAMU

わたしは、ダニエル・ブレイクのTAMUのレビュー・感想・評価

4.5
I DANIEL BLAKE!!!
ちょー刺さったんですけどー。

ちょっと最近 考えさせられる映画見てないな〜思って、何かの賞取った社会派のイギリス映画程度の予備知識だけで見ちゃいました(笑)

したら、自分ダニエルブレイク予備軍だったもんで、たーいへん。あー、見なきゃ良かった、そら恐ろしい、自分もこんななるわー、将来の俺だ俺だ(涙)て気持ち入っちゃって後半涙が止まらなくなっちゃって。

しかし、映画見終わった時には気持ち入れて冒頭のセリフを心の中で叫び、ダニエルブレイクみたいになろうと固く心に決めました!w

で、この映画、貧困や社会的弱者を救済するはずの社会システムを通して辛辣に描いてます。休日にボケッと映画を見てる私のような独り身。ダニー含め、誰もが陥る可能性のある社会的弱者への仲間入り。ダニーは突然の病気から。

先進国にありがちな、見てて嫌になる事務的な対応と手続きの複雑さ。

ダニーは苦手な社会システムに同調しようと励み、更なる弱者に気を配り、コツコツと乗り越えようとするのだが。

ダニーの言ったことは素晴らしい。ダニーの言葉は見終わって速攻ノートに書いたが、ネタバレになるので個人的な今日の収穫。

イギリスがEUを抜け出した社会的背景を垣間見た気がするし、腐った人間にならんようとも思ったし、何よりこのような映画が評価される世の中であれば、まだ立ち直せるような希望を持ちました。
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