ぼぶ

わたしは、ダニエル・ブレイクのぼぶのレビュー・感想・評価

4.0
うーん。
テーマが難しいだけに、レビューも難しい…w

色々書きたいことはあるし、感じる部分は本当に多い。

まるで、家畜を相手にしている様な役所仕事や国の制度。
それに従いつつも、人間としての矜持を、尊厳を忘れずに抗おうとするダニエル。

当たり前を声高に叫んでいるだけなのに、それが当たり前だとすら思われず、邪険に扱われる始末。
そんなものがまかり通っている事がおかしい。

なんにせよ、国のために働いてきたひとを、そして国が助けるべき存在を、一括りにしようというのが間違いで。
ただ機械的に動くのではなく、少なくとも、その他を考慮する第三者機関なり、制度なりを多少お金かけて作っても良いのではないかなとは思った。

例外を作るのが如何に難しいのかわかってる上でそう思う。
まあ遅刻は流石に…だけどw

認定する人がいるなら、点数制とかいらないと思うし、そもそもが間違いだよね。
どこに人当ててるんだっていう。
そしてうまく連携できてないのも謎。
単純なとこでずれてるなと思った。
利用者を置いてけぼりにする意図は、容易に想像できる。

企業とかなら、もっとスマートかつコンパクトになっているんじゃないかな。
そういう臨機応変さが、役所には足りないんだと思う。
区分けとかあるから仕方ないんだろうけど、その中でマニュアル以外で効率を求める事は間違いではないでしょ。

サービスが細やかで無いことに意味はない。
利用者ありきのものなのに、利用者が我慢するのはおかしい。
普通なら一発でクレームだし、国民の金なら尚更。
少なくとも、今回の話では、働けないという言葉がきちんと相手に通じればいいだけだし。

ただ、役所などで働く人の立場からすると話が別なのも難しいところ。
実際役所の仕事も大変だろうな。
死んだ顔して働いてる役場職員の多さ…。
俺は多分なれないと思う…。
ぼぶ

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