悟れアナンダ

わたしは、ダニエル・ブレイクの悟れアナンダのレビュー・感想・評価

4.0
どうしてこの世には貧富の差があるのだろう。

ただ真面目に生きて、限界の限界まで自分の足で立とうとする人々が見殺しにされる現実。
役所が全て悪いなんて、短絡的な結論では終われない。
誰かを悪者に仕立てて責めるのは簡単な話であって、
我々が今、何か出来ることが無いのか。
この作品を見た人達が、この現実問題が自分とは無関係な所にあるものではなく、自分からこの問題へと足を踏み込む、そういったきっかけになることを目的として作られた気がしてならない。

こんな人々があぶれて死んでいく中で、制度を悪用してのうのう暮らす輩もいる。
役所にその人々を見抜けというのもあまりに無謀なのである。
悪者を作る、責任を押し付けるのは簡単な話だが、1番の悪は口先だけの傍観者なのではないか。