そんじん

わたしは、ダニエル・ブレイクのそんじんのレビュー・感想・評価

5.0
リアリズムを徹底して、貧困問題を扱っている。
感情移入してしまい、役所の機械的な対応にはかなり怒りを覚えてしまった…。
どこまでも絶望しかなく、希望など存在しない状況に生きてるけど、そんな状況でも、隣人を救おうとする姿に胸を打たれた。
場面展開の味気なさも、映画の雰囲気とマッチしていて最高だった。
貧困問題って、怒りを覚える貧困層が、自分たちの状況を伝えることができないし、富裕層は、自分たちの立場を享受するだけで、解決するには、かなり時間がかかるし、ビジョンが見えないのでやるせない。
この映画は観た方がいい。現実がよくわかる。
そんじん

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