Masa

わたしは、ダニエル・ブレイクのMasaのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

【第69回パルムドール受賞作】

原題: I, Daniel Blake
直訳: 私は、ダニエル・ブレイク

ー 人生は変えられる。隣の誰かを助けるだけで。

※注意。ネタバレ中のネタバレです。
なかなかカチッとハマれなかったパルムドール受賞作品群の中でも、今作は本当に観てよかったと思えた。


最後の手紙に全てが詰まっていた。





『私は依頼人でも、顧客でも、ユーザでもない。
怠け者でも、たかり屋でも、
物乞いでも、泥棒でもない。
国民保険番号でもなく、エラー音でもない。
私はダニエル・ブレイクだ。
きちんと税金を払ってきた。
それを誇りに思ってる。
地位の高いものには媚びないが、
隣人には手を貸す。
施しはいらない。
私はダニエル・ブレイクだ。
人間だ。
犬ではない。
当たり前の権利を要求する。
敬意ある対応というものを。』
Masa

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