大学で社会福祉概論を
とっていたけど、
授業で学ぶより何倍も心に刺さった。
福祉に対して、届かない思いや声は
まだまだあるだろう。
しかし、こうやって映画にして
全世界の人に発信して、
称賛の声を聞くと
芸術は何事にも対等であり
また、人々の共感を生む
素晴らしいツールだと思った。
ダニエル・ブレイクは実在しないけど
この映画は実在する。
そういうことだと思う。
ダニエルが奥さんのことを
愛おしそうに話す場面が大好き。
〝気難しいけど
頭の中は海だった〟
すごく素敵な表現。
ダニエルの人間性がわかる
素敵なシーン。
デジタル化という現代的な要素や、
シングルマザーの苦労や
辛さを描いてくれて
老若男女
誰一人取り残されない映画だと思った。
日本の福祉の現状はどうなんだろう。
すごく考えるきっかけになった。