Tatsuya

わたしは、ダニエル・ブレイクのTatsuyaのレビュー・感想・評価

4.3
この作品での率直な感想は、
義務、責任、権利、多様性

今やネットで大方のことが可能な社会において、知らないこと、出来ないことが罪とも言うかのような制度やシステムは、日本でもあることだろう
十人十色の人生で、得手不得手が絶対にあり、それに合わせた制度の実現は困難なのは想像できる。しかしながら、あまりにも例外に対して厳しすぎる社会でもあるなと感じるのもまた本心。
義務に対しては激しく咳立てる一方で権利に対してはあまりに知らされない悲しい現実がある。それがつまり無知故の罪だとするなら、それこそ隣の人間には手を差し伸べる精神というものが当たり前になってほしいものである。
人は1人では生きていけないという言葉が腑に落ちる。1人でも多く弱者と呼ばれる人が救われる社会を夢見て。
Tatsuya

Tatsuya