わたしは、ダニエル・ブレイクの作品情報・感想・評価

「わたしは、ダニエル・ブレイク」に投稿された感想・評価

gyaro311

gyaro311の感想・評価

4.5
巨匠が真正面から描いた今そこにある危機。
一昔?ふた昔?前なら
テレビ番組のドキュメンタリーとか
ニュース番組の特集でみるべきテーマだが、
今ではすっかり目にしなくなったテーマだ。
ニュースとしても売れるテーマでは
なくなってしまったのだ。
それをテレビの商業主義のせい…とするのは
短絡的過ぎるだろう。
見る人が少ないから、徐々にやらなくなるのだ。

この映画で、ダニエル・ブレイクと
その周囲の人々は皆、
素晴らしい互助の精神を発揮している。
実はそれこそが今の現実社会には
無いものなのではないか。
個人一人ひとりの考え方の集合が、
やはり政策に反映されているのではないか。

ダニエル・ブレイクが失意の末に描いた落書き。
あれこそ政治活動だ。
おかしい!と思う人が声を挙げ、連合できれば、
政治も、その声を無視できなくなるはず。
でも、誰も闘っていない。
無関心だ。
その現実を見兼ねて、
巨匠ケン・ローチは引退宣言を撤回し、
この作品を描いたのでは。

映画は全く商業的ではない。
事実、試写会のように広告なしの上映だ。
既に名声を獲得した巨匠が、
巨匠にしかできないやり方で
真正面から訴えた危機。
そこには、一流の芸術のみが持ち得る
深さと、切れ味があった。
はぎ

はぎの感想・評価

4.5
福祉ってなんだろうって考えさせられる映画。
貧しくも誇りを持って生きるイギリス労働者階級のダニエルの生き方はかっこよかった。
ぜひみて欲しい一作!!
infillvine

infillvineの感想・評価

4.0
Real time of the World.
ぴぃ

ぴぃの感想・評価

2.7
しゃかいはっ。
ucandoit

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4.5
ニューカッスルの初老の大工ダニエルは妻に先立たれ心臓病で働く事を医師に止められている。保守党の社会保障削減政策で補助をカットされ困窮しているがシングルマザーのケイティと子供達を助ける。闘う手段を持たない人達に冷たく意地悪な行政。最後に今度はあなたを助けたいと訪ねてくる少女デイジー。グッと来ます。無学な労働階級だが誇り高く優しいダニエルに心打たれる(タイトル名が素晴らしい)。彼の街中での過剰な抗議を応援する人達。残念だが日本では冷たい目で見られるのが精一杯。明日は我が身です。パルムドール受賞作。万引き家族といい、アメリカとは一味も二味も違う。
よし

よしの感想・評価

3.7
メモ 💮と

貧しさの中で子育てする姿、
理不尽な国の制度の中で悔しい思いをする姿に、観ていても悔し涙がでる。

自然と深いため息ばかり出る映画で、ストレス溜まるものの、

見終わる時には良い映画だなー
と口から出た。

主役の俳優良かったな。
一度は引退を表明したケン・ローチ監督80歳の撮りたかったものとは?

貧困層の味方であり続けたケン・ローチ監督。ホームレスに関する法律を改正させるほどの作品を手掛けてきた彼は今度は、生活保護手当の申請の複雑さと、お役所仕事の理不尽さを描きつつ、人間の尊厳と優しさをみせてくれました。
イギリスに限らず、日本のお役所仕事もイラッとすることあるよね。ネットみろ。とか。申請書類の複雑化。柔軟性のない、冷酷な仕事ぶりの役所の人と仕事を委託された会社の人。。
労働力のない貧困層の老人たちがパソコンなんてサクサク使えるわけないし。
正直者だけど無器用な人達が損をするような。。
主人公のダニエルは自分自身も崖っぷちなのに、シングルマザーのケイティとその二人の子供達に救いの手をさしのべるも。。
とにかくお腹がすいて、、、のフードバンクでのケイティの行動や、はては身体を売って僅かな収入を得て、やっと子供達に果物を買ってあげられるとか。。
泣けます。

展開や着地点は予想通りでしたが、この分かりやすさが今回の作品の良いところかもしれませんね。
第69回カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲ることができて良かったですな。
kaju

kajuの感想・評価

3.9
あらゆる人の尊厳をどうすれば守れるんだろう。
ダニエルは愚直で優しいけど、現実だとそれを見過ごしてしまうかもしれない。相手を理解する姿勢がいかに大事か考えさせられた。
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