わたしは、ダニエル・ブレイクの作品情報・感想・評価

「わたしは、ダニエル・ブレイク」に投稿された感想・評価

久しぶりに映画で‘号泣’した。まるでドキュメンタリーを観ていているかのような作品。真面目に必死に生きている人が、損をするような社会のシステムに異議を申し立てる監督からの痛烈な政府批判。日本も大して変わらないよなあなどと、色々考えさせられる。
パルムドールを受賞したケン・ローチ監督の作品。リアリティが追求されていてさすがでした。切ない気持ちにはなりますが、信念を持って生き抜いた主人公には誰もが共感できると思います。あたたかくてつめたい映画でした。
れ

れの感想・評価

3.7
どんな素晴らしい感想を書いたって結局は他人事にしかならないのは仕方ないけど、それでも瞬間的に社会問題に向き合う機会を得られることは大事だと思う。世の中を知らなすぎている。自分の身の回りのことが全てという考えをぶち壊したい。

社会的弱者が主張することはすごく難しいことで、だからこそ「わたしは、ダニエル・ブレイク」っていう魂の叫びに惹きつけられた。実際あれだけの通行人も惹きつけられてたし。

「わたしはダニエル・クレイグ」っていうネット検索予測が不覚にも笑ってしまった。そりゃ、ボンドだ。
Naoki

Naokiの感想・評価

4.4
普通に生きていくことの激しさ。
尊厳すらも奪われて生きていく意味はあるのか。
ケン・ローチの訴えは実にストレートだ。誰のための福祉なのか。いや、福祉なんて使わないことに越したことはない。しかし、実直に働いて納税してきた市民が一つ坂を転がってしまったばかりにもう滑り止めはない、後はただ転がり落ちるのを待つだけ。
映画として歪曲的に描こうと思えば出来たと思うが、事態はもうそんな状況ではない。ありのままストレートに描かなければいけないくらいにこの国の現実が差し迫っている。それはイギリスだけの話ではないし、当然日本も同じことだろう。
当たり前のことを当たり前にできる幸せ、そんな権利すら奪われた弱い人たちを見つめるケン・ローチ、そして監督の化身と言っても過言ではないダニエル・ブレイクを通して私たちはいつ気付くのだろう。いつまでもお上に言われたまま従うのか?NOだろう。
なおき

なおきの感想・評価

4.0
取るものは容赦なく取り、施しは与えないお役所仕事。どうにかならんのかい!
よーへ

よーへの感想・評価

3.8
こうまで徹底して、必要としている人に払いたくないんかいお役所さん!と突っ込みたくなるわ。請求するときはしつこく来て、給付を受けたり補助を受けたりするときは面倒な手続きしないとダメだし、ちょいイライラする・・

困窮すぎて思わずパスタソースにかぶりつく女性。胸が締め付けられる思い。実話が元になっているようでスコットランドでフードバンクに来た女性が思わずそうしたとか。

監督曰く、チャリティーは一時的なものでなくてはならない。あってはならないもの。それより支援を求める人が困らない社会を作っていくほうが大事だと言っている。『万引き家族』が作られる国だからイギリスと似た背景を持っている国だと痛感した。
久しぶりに見てよかったと思える映画。
フードバンクのシーンは堪らなくて、泣いてしまった。あのシーンを見るためにだけに見ても価値があると思う。
親切でありたい、でも親切ってなかなかできない。隣で困っている人がいたら声をかけてあげられるのかな。パソコンで混乱するダニエルに声をかけてあげる人がいるイギリスの方が「まし」なんじゃないかとかそんなことを思ったり。
ヨーロッパ現代社会の現実。
咲

咲の感想・評価

3.6
病気のため仕事が出来なくなり、援助を受けようとするも上手くいかないダニエルと、シングルマザーとその子供2人が出会う話。

ダニエルの思いやりがあって芯があるところがかっこいい。もうちょい展開が欲しかった…
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