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ローサは密告されたのsnatchのレビュー・感想・評価

ローサは密告された(2016年製作の映画)
4.6
どこまでもしぼり取られていく現実にラストはどう決着つけるんだろう…とずっと想像を巡らしていた。が、思いもよらぬまさかの母親のあの姿とその視線が見つめる先に家族の一生分が凝縮されていた!
参った!
この画を凌ぐラストシーンが今は出てこない!どうやって思いついたんだろう、このラスト🤩

フィリピンを切りとる。また凄いことになっていた、いや、なっている
家族の絡み合い‼︎スラム街の住人の絡み合いが‼︎濃い‼︎
そして悪臭放つ警察🤬警察に当たられると身ぐるみ剥がされる。
警察が何しでかすかわからない緊張感がずっと走っているローサの顔…
😱浮かんでくる暴れ牛ドゥテルテドゥテルテ🦬
☜この大統領の麻薬売買の関連人々を震え上がらせた過激な撲滅作戦が浮かぶが、これは大統領に就任する前に製作された映画だった。昔々から警察自体が汚職にまみれていては、トカゲの尻尾切り🦎貧乏人はますます…もっと這い上がれない

でもその警察に対抗するのが、家族の強烈に結びつくガッツリ信頼愛。法に触れる商いで家族の食い扶持を繋いできた。そうやって育てきてもらった長男次男長女それぞれが、自分の思いつく限り両親のために奔走する。こんなに親に尽くす子どもがいるんだ…親孝行のあの子のシーンはショックだがこうやってでも毎日を食いつないできた。幾つの時からなんだ、ローサは知らないんだよね、、
この家族の屈強さ優しさを良のパワーに変えられたらいいのに…

雨に打たれ灼熱に汗滲ませ眠らないスラム街の人々。遠慮のない手持ちカメラと正体不明の音響がぐんぐんフィリピンの胃袋の中へと入っていく。
単純な骨格の話しながら、流れが意外だった。力強い映画意志で、魔窟フィリピンを攻めて攻めています🇵🇭

日本語タイトルと映画ジャケ、映画が放ったものと何か違う。私は不屈のローサの顔が欲しかった❗今、ローサを抱きしめる🫂

ローサの最初の一枚目のTシャツ必見デス😆
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