KeitaKuromiya

ローサは密告されたのKeitaKuromiyaのレビュー・感想・評価

ローサは密告された(2016年製作の映画)
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固定撮影はなく終始手持ち撮影によってこの街の空気感、人間の騒めきとか焦燥感がすごく伝わった。道端で誰が死んでもわからないくらい、危うくてジメジメした匂いがこちら側の興奮を増す。その上、腐敗した汚職警官たち、売人にもはや同情してしまうような事態。何に使う金かもわからない保釈金の額、飲みながら遊びながらの仕事、腹たったなーー。ジャクリン・ホセの生々しいリアクション、ラストシーンでの明とも暗ともとれる表情が印象的。
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