圧倒的な臨場感。
熱帯の暑さと腐った警察、その反対側にある家族愛と親族愛。
何度かフィリピンには行ったことがあって、怖いもの知らずの僕は平気でいわゆるスラムと言われる街中にもひとりで歩いて行っちゃうほど。
そこで見た光景はローサの店のある街とほぼ一緒で喧騒溢れる熱気に酔ってしまうほどだった。
麻薬の密売を決して肯定は出来ないが食べて行くための術としてしょうがない一面もあり、それは薄給の警察官もしかりなのかもしれない。
初めて訪比した時に、経験者から言われた通りにパスポートに千円札を挟んで提出したところ何も問われずに通過できてしまった。
そんな国なのである。
だからここまでリアルに作ることが出来るんだろうな。