wanda

ラビング 愛という名前のふたりのwandaのレビュー・感想・評価

3.4
1958年バージニア州では黒人と白人の結婚は違法とされていたそう。
タイトル『ラビング』はLOVEのことかと思ったら、黒人女性のミルドレッドと白人男性のリチャード・ラビング夫妻のことだった(もちろん、LOVEとかけてるかもしれませんが)

夫妻はワシントンD.C.で結婚。しかし、この結婚はバージニア州では無効とされ逮捕される。裁判で一年の刑となるが、25年間、州を離れる条件で刑の執行が停止。二人は有罪判決を受け入れ、ワシントンD.C.で暮らし始めるが…

日本にのほほんと住んでると、アメリカの人種差別の根の深さってなかなか知ることが出来ない。というか、興味がない人がほとんどだと思う。私は歴史の授業でさらっと習った程度(今の子達はどうか知りません)

映画の後半は連邦裁判へと移ってくが、法廷ドラマでおなじみの熱血弁論シーンはメインではない。終始一貫して、二人の愛の深さを静かに映していく(だからと言って感動して泣く私じゃないよ笑)
きっかけはミルドレッドがケネディへ宛てた手紙ですが、コミュ力あって取材を受けたりする彼女に対し、リチャードはザ・朴訥&不器用な男って感じで(笑)

学べる映画としても良いのかもしれません。
wanda

wanda