ぐっと引き込まれ、まんまと騙されていたことに気が付き、話の行き先をちょっと心配してドキドキからの大どんでん返し。スッキリ！あっぱれ！めちゃくちゃ小気味よい。
パクチャヌク監督作品だから、だいぶ構えて観てたけど、ほんとに素晴らしい出来のエンターテインメント。
才能がかある人のところに正しくお金が集まった結果だな。
お嬢さん、まじで侮れない。
振り向く間際に一瞬にして涙を引っ込める技にはほれぼれした。
エロティックとは聞いてたけど、ただのAVみたいなやつかと思って正直そのへんはあまり期待していなかった。実際の映像は、滴るようなエロさでもう目が釘付けになしました。同じ客席の人たちが集中しているのがわかったぐらい。こういうアジア的な生々しさ、大好物です。そして相変わらずの構図の美しさが映えてる。
私の勝手な想像だと、お嬢さん（24）スッキ（16）ぐらいだと思っていたら！！なんとそれぞれ10歳年上でした。スッキが自分より年上で驚いた。あんなにあどけなくて愛らしいのに！ 年齢こそ見事に見間違ったものの、二人の裸体にはきっちり年齢差が出ていて、そこもまた魅力的だった。
俳優たちは日本語をかなり頑張ってたと思う。発音こそ不自然さはまだまだ残るものの、年格好に合せたアクセントとかみょーに間延びさせた言い回しとかがユニークで惹きつけられた。
同じ週に観たコクソンといい、日本が創作のモチーフになっていて、日本の存在はやはり韓国にとって見ぬふりのできないものなのかもしれない。
その逆が必ずしも成り立ってないことを思うと、やはり歴史は無視できないなと思った。韓国映画は今でも歴史を大いに素養にしてると思う。
