橘

お嬢さんの橘のレビュー・感想・評価

お嬢さん(2016年製作の映画)
3.8
レンタルDVDで。原作の、サラ・ウォーターズの「茨の城」は既読です。
面白かったです。騙し騙され、そして女の子は強いです。
韓国語と日本語が入り乱れ、原作よりかなり官能的な不思議な世界でした。
秀子お嬢様役の女優さんは透明感のある美しさ、侍女の珠子役の女優さんは素朴な可愛さでそれぞれ眼福でした。騙し合いながらもだんだんとお互いに惹かれていくところが良かったです。体当たり演技!と思いました。
女の子に官能小説を朗読させるという設定が変態でした。男性陣、変態おじさまと詐欺師が弱かったかな…と思いました。日本語もちょっと聞き取りづらくて字幕が欲しいです。
男性陣のラストはパク・チャヌク…と思いました。
女性陣の結末は清々しいハッピーエンドでとても良かったです。お屋敷脱出のところで、ふたりがキラキラと走っているところが幸せそうで好きでした。

深夜にひとりで観る映画です。。
橘