あぁ疲れた。
何でかというと、とことん
男(人間)の小ささを見た気がするから。
イランの映画なので、
イスラム文化(男尊女卑など)が
柱にはあるんだけど、
愛という社会的な絆(結婚)
に隠れた我が儘さで
男女の間が色々こじれていく。
その度に心臓がキュっと小さく
なった気がした。
でも、まぁこの映画は愛がベースなのだ。
宗教とかそんなの抜きにして。
そう信じたい。
女性は観ていて
居たたまれなくなるだろうけど、
この監督の静かなる烈火な感情の描写は、
やっばりすんごいと思う。
息を呑む。
よくあるアメリカ的な驚かしてやろう
サスペンスではなくて、
ねっとりとした伏線が余韻として残る、
粘着質サスペンス。
(悪い意味じゃないです)
俳優たちの演技が逸品だった。
音が大きすぎたけど。。