グラノーラ夜盗虫

セールスマンのグラノーラ夜盗虫のレビュー・感想・評価

セールスマン(2016年製作の映画)
4.5
悲劇が悲劇たる所以は、悲劇はそこでおわることではなく、その加害者、被害者、被害者の周りにまで悲劇を再生産してしまうこと。
その悲劇の広がり方は状況によって違うし、予測不可能なもの。
だからこそ、悲劇を悲劇で復讐する、目には目をといった発想はうまくいかないのだ、といったテーマを、中東・イランの監督が伝える意義はあまりにおおきい。