ファルハディ監督らしい。相変わらず派手なことはしてないのに、徐々に胃がキリキリしてくるというか真綿で首を絞められるような息苦しさを味わえる映画…。凄い好きなスタイルですけどw
ある事件をキッカケに壊れていく家族の物語。相変わらず抑制の効いた演出がたまらない。
劇中劇として挿入されるアーサー・ミラーの戯曲が分かればもう少し突っ込んだことも考えられるのかな。
そういえばファルハディ監督の作品、彼女が消えた浜辺〜別離〜ある過去の行方、そして今作、ほぼ全て(浜辺はちょっと違うけど)夫婦の揉め事を描いててそれがすごいサスペンスと緊張を生み出しているのでこの監督の結婚観とか気になるw