恵雅樹MowHenry

セールスマンの恵雅樹MowHenryのレビュー・感想・評価

セールスマン(2016年製作の映画)
3.7
●'17 9/9〜22単館公開
(首都圏等:'17 6/10〜)
配給: ドマ/スターサンズ
ワイド(ビスタ) 音声仕様表示無し
9/11 10:50〜 メトロ劇場にて観賞
DCP上映 LPCM
パンフ未購入
※オープニングは製作会社クレジット英語表記、キャスト及びスタッフクレジットクレジットはペルシャ語表記。
エンドロールはキャスト及びスタッフクレジットペルシャ語表記の後に製作会社クレジットを英語表記。

正直、舞台「セールスマンの死」とのリンクってピンと来なかった。
家族との断絶?崩壊?
状況は異なるが、小津安二郎監督の「早春」でのギクシャクしだす夫婦に近いものを感じた。
主人公の妻が被害にあったのを警察に告げない点、日本やアメリカだと裁判で知られたくない所まで露呈する事に耐えられないって事だと思うが、イスラム教圏のイランでは女性の立場があまりにも不利で犯人である男性が「女が誘惑した!」と異を唱えれば女性が有罪になるという今時信じられない事が起きてしまう。
旦那が事件当夜に帰宅した時に、既に近所の女性が証拠になるであろう階段の血痕を拭き取るために業者に依頼しようとしたことからも女性にとっては物事をあからさまにしたくないと判る。
単に頭に怪我をさせられただけのように話は進んでいるが、確実にレイプされたのだろう。
イランではここまてが表現の限界か?
イスラム教と女性の権利のすりあわない状況についてどう思う?と監督から突きつけられた映画。
主人公のDVDラックの目立つ所に有る「バベル」のDVDに意味が有るのか?