このレビューはネタバレを含みます
「わたしのこと考えた?全然でしょ。」
内容がデリケートなだけに表現は難しいですが、めちゃめちゃ面白かった、です。
つつがなく送れている日常が、
所与の前提としていたものが、
揺さぶりをかけられる。
どうすれば良いのか、客観的な正解はあるのかもしれないけど、
それを阻む社会情勢、常識、自意識。
判断を迫られた時、どうすべきかが揺れる。
フィクションとサスペンスの意義はこの揺れる感覚にこそあるのではと思いました。
身体能力の高くないおじさん2人が密室にいるだけでこんな面白いか、と脱帽。