セールスマンの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

セールスマン2016年製作の映画)

Forushande/The salesman

上映日:2017年06月10日

製作国:

上映時間:123分

3.7

あらすじ

作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。 ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、ふたりの穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべくひそかに犯人捜しを続ける。 演劇と犯人探し、夫婦…

作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。 ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、ふたりの穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべくひそかに犯人捜しを続ける。 演劇と犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開に…。

「セールスマン」に投稿された感想・評価

2017.11.3@早稲田松竹
《アスガー・ファルハディ×ジャファル・パナフィ イラン社会を映し出す巨匠たち》
カット、役者の芝居、小道具、
全ての物に意味が含まれていて、
絵画的な映画。
同時上映の「人生タクシー」を見て思うこともさらに深まる。

エンタテイメント、アート、社会風刺のバランスがとれている作品が作られていて素晴らしい。
イラン映画がおもしろいことを知れて良かった。

日本もそんなバランスのとれた作品が作られて評価されていけばいいな。
indie

indieの感想・評価

3.5
それぞれの国のモラル

現在のイランでの生活の葛藤や宗教的考え方による弊害がとある事件を通して描かれて行くが発展途上的社会における合理的論理的方法論よりもメンツや恥に対しての極度な恐れ不安感を前面に出した感情論のぶつかり合いと愛情信頼を拠り所にしつつそれが破綻したとしても離れる事の出来ない閉塞された環境に息が詰まるしなんともやるせないというかこんな世界は嫌だなと思わせられ辟易してしまう結果イランで生活するのは大変だなあとの溜息しか出てこない。
鑑賞直後ではなく、帰宅してご飯食べてお風呂出た辺りから後味の悪さをじわじわ感じ始めてきた。そういう小説読んだ後のような。
事件の解決よりも、後遺症的にじわじわと現れる不安感や焦燥感が執拗なほどに描かれ、劇中にも登場する『セールスマンの死』と重なるような虚しさが印象的。
人間の脆さや厭らしさ、弱さ、ある意味での強さを兼ね備えた映画。ラストがこれからの夫婦を暗示しているようで、意味深なものだった。
Shoei

Shoeiの感想・評価

4.5
別離でもそうだったけど、人種は違えど、宗教は違えど、この監督の描く人間みんなの気持ちがわかる。
ジェイ

ジェイの感想・評価

4.5
「ネクタイをしている人間はイランの映画においては悪人である」

芯のある成熟に向かっている男が演劇の中でネクタイを締めてから、徐々にフレームが映し出す様相が変化していき、ある種の倒錯が起こり始める。怒りは愛情であり愛情は予期せぬ事態へと招き取り返しがつかなくなってしまう場合もある。茫然としたネクタイ姿の男のラストシーンが映った時、もはや完全に歯車が狂ってしまったことを我々は理解しなければならなくなるのである。
☆☆★★★

2017年10月30日 早稲田松竹
佐々木

佐々木の感想・評価

3.3
警察に行った方が傷が浅く済んだでしょ。劇中劇がしょぼくて相乗効果がない。2017/11/28早稲田松竹