セールスマンの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「セールスマン」に投稿された感想・評価

ハルファディ監督の初鑑賞作品。

犯人に徐々に辿り迫っていく過程は、月並みな表現ですが観ていてハラハラしました。

ラストのやりきれさなさは異常。
metamegane

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3.4
別離と比べると物足りない。
夫婦に亀裂を走らせる名人芸が光る。今後の作品も楽しみにしている。
apbp

apbpの感想・評価

4.0
アカデミー賞をボイコットした監督として話題を集めましたが、しっかりとアカデミー外国語映画賞を受賞。

この監督の映画は初めて見ましたが、非常に面白かった。イランの映画も侮れないなぁ。

不慮の事件をきっかけに1組の夫婦の思惑がすれ違い、2人の間の心の溝がどんどん広がっていくさまを、重層的なタッチでスリリングに描写。ラストまで飽きることなく一気に見れました。他の作品も今度見てみよう。
Shuhei

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3.7
冒頭のシーンからいきなり引き込まれてこの映画はこれからどうなるのだろうかと思った。
危ないから出て行けと、管理人に住民みんながバタバタと建物から追い出されるのだが、それが長回しの撮影によって緊迫感があった。
それを発端に夫婦が早急に引っ越さなくてはならなくなり、その引越しした先にまた問題があって…。
徐々に復讐心に支配されているかのような主人公。復讐なんて無意味なんじゃないか?そんな風なメッセージを感じた。
随所にイランの世俗が反映され、ちょっとナーヴァスな問題を扱っている。
終わり方は、あの二人の表情から二人の関係性を含めていろいろと想像させられた。

「セールスマンの死」を予習してから観るとまた全然観え方も変わるんだろうなと思うので、そのうち予習後にまたトライしてみたい。
takamaru

takamaruの感想・評価

4.0
道路工事の影響で住居が破壊され、新しい部屋を探さざるをなくなる夫婦。教師として働くエマッドと妻のラナは、所属する劇団の友人に紹介された部屋に住み始めるが、前の住人がしていたことが原因となり、ある日、思いもよらない悲劇に襲われる…。ガタガタ揺れる部屋、亀裂が入る窓。何かが起こりそうな不吉な予感がずっと漂い続け、音もなく静かに開く扉をきっかけに運命の歯車は狂いはじめる。そして狂い始めた歯車は、どこでどう止めたらよいのか誰にもわからず回り続ける。エマッドは部屋に残された痕跡から、エマを襲った犯人の正体を突き止めることに、心身を囚われていく。残された車のカギそして金。手がかりを失ったかもしれない事態に動揺し、雑な運転をするエマッド。その感情の見えない表情。そして執拗に事実を追いつめ、目の前で探し続けたその男と対峙したとき、その常軌を逸した行動が、妻との意識の違いを浮き彫りにする。だけど、じゃあどうしたらいいというのだろう? 「精算をする」といって男に突きつけたビニール袋は、決定的に人間の心を破壊する。エマッドとラナの心に何が残されたのか。映画は感情がまるで見えない二人の表情を映して幕を閉じる。

立川シネマシティにて。小劇場の品質感のある空間。学校の授業の風景。若者たちのファッション。イランという国の今を見ることができるのも印象的。
ひで

ひでの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

みんな人当たり良く日々がんばってる。でも本性は?しかし裏表あるのが人間。ラストの方、いたたまれない…。
kabcat

kabcatの感想・評価

3.6
今回もひとつの事件をきっかけに人間関係に不和が生じていくさまを、巧みな脚本で描き出しているが、完成度は「彼女が消えた浜辺」のほうが高いように思う。特に後半、犯人がわかってから少しダレてしまうのが残念だ。夫婦役の二人(「彼女が消えた・・」のエリとアーマッドが夫婦になっている!)は前作同様いい感じなのだが・・ あと出演時間は少ないが子役で出てくる子供が可愛らしく、この子供との食事のエピソードはこの作品のひとつのポイントとなっている。

このレビューはネタバレを含みます

「セールスマンの死」が絡んでいくのかなと思ったら、まあ、ちょくちょく引き出される感じ。それ以上に気まずい…、いたたまれないし、善悪、強弱のバランスがすごく不安定にさせていて、重層的だなって思う。
そして何より、子役の演技が上手。撮り方がとても自然で、子どもならではのハッチャケ方が見えてくる。メガネの男の子とかとても良いなー

性暴力の被害で怒るエマッドがラナの本心を上回っちゃうマチズモ性は、「わからないでもないけど、とにかく落ち着け!」感があった。ラナが表沙汰にせず泣き寝入りしようとする社会性は本当に酷いんだけど、これはイランだけの話じゃないよなあ、てところ。

なにより、犯人の男の往生際の悪さとかも見てて本当に哀れなんだけどさ、彼を罰するにも罰しづらい状況が生まれてきて、もう本当に気まずい。この映画、本当に気まずい。気まずくて、面白い!って感じがする
Luna

Lunaの感想・評価

4.5
“セールスマンの死”を知らないので、本作の本当の理解は出来ていないかもしれないけど、非常に面白かった。

終盤、何も知らない犯人の家族が父親が生きていてくれた事に喜び感謝するシーン。父親はもう決して家族を裏切ることはないだろう。でもここで終わらない皮肉が深く余韻を残す。

理想と現実に折り合いをつけて人はどこかで妥協して生きていくものだと思う。家庭人と思われるあの犯人はただの色ボケのようだし、夫も半沢直樹ほどの倍返しまでは至らなかった。悪人はいないし、罪を犯すつもりもない。でも落とし穴はどこかに出来てしまう。

宗教の違いや生活環境の違いなどはあまり感じなかった。あの時どうしてたら良かった、とも言えない。
(因みに私は、妻はレイプはされていないと思う)

『別離』同様、暗い作品だけど、夫婦でみるといいと思う。
私は一人で観たけど。

このレビューはネタバレを含みます

静かな映画なのにずっと集中して見てしまいました。地味に投げかけられる主人公や暴行被害者への言葉や会話がうずうずとへこんでしまう。