セールスマンの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

セールスマン2016年製作の映画)

Forushande/The salesman

上映日:2017年06月10日

製作国:

上映時間:123分

3.7

あらすじ

作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。 ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、ふたりの穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべくひそかに犯人捜しを続ける。 演劇と犯人探し、夫婦…

作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。 ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、ふたりの穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべくひそかに犯人捜しを続ける。 演劇と犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開に…。

「セールスマン」に投稿された感想・評価

2017年6月11日、渋谷ル・シネマにて鑑賞。
アスガー・ファルハディ監督、さすがの人間ドラマ。
前作『ある過去の行方』から、だいぶ待たされた(笑)

この映画チラシには「ある夜の闖入者--たどり着いた真実は、憎悪か、それとも愛か--」の宣伝文句が印刷されているが、この文言、結構、的を得ている。

サスペンス・ドラマ風な展開を見せるが、愛の物語という気がした。
今年の必見映画の1本である。

<映倫No.47189>
アスガー・ファルハディ監督2017年作品。「別離」がかなり良かったので期待しての鑑賞。テンポが遅めでありながらもじっくり描くと言うよりは、アッサリと淡々と描かれる社会派サスペンス。

ストーリーも劇中に演じられている演劇「セールスマンの死」とのリンクも今一つと言った感じ。ただ夫婦間の心境の変化や距離に注目すると、緊張感がありいいものもあるとは思う。あとはイランの社会問題については考えさせられるものがある。

しかし全体的にはこれがアカデミー賞「外国語映画賞」受賞作??と思ってしまった。悪くはないけど地味。「別離」のがいい。もっと圧倒されたと思う。
ぱんだ

ぱんだの感想・評価

2.0
腹立たしさしかない。
主人公の妻は菩薩か何かか。
そして、犯人よ、そんなに虚弱体質でよく事件を起こせたな。。。

真剣に2時間観たけれど、後味の悪いなんとも言えない気持ちで終わった。

ミステリーって触れ込みだったけど、ミステリーってわけでもなく、主人公と妻に困難が降りかかった時の心のあり方についての映画だった。
(だからタイトルをアーサー・ミラーの「サラリーマンの死」からとったんだろうけど)

イランは警察が大して機能してない国なのかなぁ。
証拠あれだけ残してたら即日逮捕な気がするけど。

お国柄もあり、理解も共感も難しい映画だった。
2,018 5.5
和紙的映画ベストテン中席(5月〜8月) 最初のAランク作品。
見応えのある映画でした。
ビンタ一発で許す男、
ジッと耐えて許す女。
犯人は意外にも・・・
観たよ


女の気持ちが痛いほどわかる
腹立たしいのに辛いなぁ
やっぱり、「セールスマンの死」がわからないから、映画の魅力が半減してしまったよね……。あと、心臓に持病あるのによく暴行できたな、っていう。結局のところ加害者の人物像があまり見えてこない。家では善人で家族に慕われていたけど、実は、というのはまあわかるけど。
ファルハディ作品に触れたのは『ある過去の行方』がはじまりで、絵画でいう筆致や、小説でいう文体のようなものに好印象を持っていた。

それを妻が覚えていてくれて、ツタヤ準新作100円の日に、「この監督好きだったんじゃない?」と手渡してくれた。ありがとう妻。タイトル探しの下手な私を何度救ってくれたことか。

練りに練られたであろう『別離』よりも、私は『ある過去の行方』やこの『セールスマン』のような、どこか余白(人によっては欠陥や穴)を感じさせる作品を好むということがよく分かった。

気になったので『ある過去の行方』のレビューを見返したら、「こうした作品を感受するうえで大切なのは、たぶんストーリー性ではなく、ソノリティのようなものだと思う。」と書いてあった。

イイこと書いてある(笑)。というのは冗談ですが、自分の感じ方にちゃんと一貫性があったことにホッとした。

『別離』が、額装され美術館に飾られた大作だとするなら、『ある過去の行方』や『セールスマン』は、アトリエに立てかけられた描きかけのキャンバスのように感じられる。

だからこそ、この監督のもつ原風景というか、この監督にしか出せない固有の響き(ソノリテイ)が、余白に見える筆づかいのようにあらわになっていて、観ているこちらのイメージに潤いが与えられることになる。

ではファルハディ作品のソノリティとは何かというと、いちばん近いのは「でしかない」という皮膚感覚かもしれない。

それは痛みでしかない。
それは屈辱でしかない。
それは嘘でしかない。
それは葛藤でしかない。
それは愛でしかない。
それは死でしかない。

独特の静けさは、デヴィッド・フィンチャー監督にも感じることだけれど、アスガー・ファルハディ監督のもつ静けさは、どこか宗教性を帯びていて、白昼の彼岸を思わせる。どちらも好きだ。
ぶんご

ぶんごの感想・評価

3.7
結構前に睡魔と戦いながら観たので記憶が少し曖昧ですが、この監督は演者の微妙な心情を写し出すのが凄く上手でした。
sugar708

sugar708の感想・評価

3.5
ひとつの暴行事件をきっかけに、様々な感情が露になってゆく夫婦の心情を上手く表現している作品だなと思いました。

上手くいっていたはずの関係が拗れてしまうのは、暴行事件が二人を変えてしまったのか、それとも隠れていた本性が現れてしまったのか。そして彼の行動、復讐心は妻の愛ゆえなのか。

ラストは様々な人間の溢れ出す感情に思わず息をのんでしまいました。
合間に挟まれるセールスマンの死の舞台も非常に効果的でした。
K

Kの感想・評価

3.0
オープニングとエンディングの照明の演出にグッときた。ファルハディ映画は湿度が好き。演劇みたいな展開、ドキュメンタリーみたいなカメラ回し、一度すれ違ってしまったらまた交わることなんてほとんど無いんじゃないかな