Osamu

オリ・マキの人生で最も幸せな日のOsamuのレビュー・感想・評価

3.8
東京国際映画祭2016にて。

フィンランド初のボクシング世界タイトル戦に挑むオリ・マキの物語。

白黒・16㎜フィルム。

オリ・マキは勝って成り上がろうなんて、これっぽっちも考えていない。試合をしたいだけ。プロモート活動に取り込まれていく自身を窮屈に感じている。そんなオリ・マキの世界タイトル戦の行方は如何に。

題名のとおり、彼のとても幸せな瞬間を映す映画ですね。他人にはツマラナイものに見えても本人には特別なものってありますよね。そういう特別な幸せを映します。

それをボクシング、しかも世界タイトル戦という設定にぶち込んでいるのが面白いです。

雰囲気がとても好み。雰囲気を楽しんだのであまり気が付きませんでしたが、撮影も結構凝っているのかも。

途中、夜の湖に飛び込んで遊ぶシーンがあるのですのが、いくつも重なる波紋で月明かりが水面に乱反射する画面がなんとも美しかったです。白黒特有の美しさ。

何でもないシーンなんですけどね。それが僕にとっては特別なシーンに見えました。