シネフィル母ちゃん

オリ・マキの人生で最も幸せな日のシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
ボクサー映画なのに男気溢れる作品ではなく、とても繊細で愛おしい作品。

16ミリのモノクロ映像がノスタルジックな感じで心地よくてニヤニヤしてしまった。
主人公のオリマキの試合に対するプレッシャーと、それとは別に恋する相手に一途な気持ちの描かれ方がとても丁寧で温かくて、途中から自分はオリマキの祖母になった感じで「私の愛しい孫よ……ばあちゃんは見守ってるから頑張りなさい……」ってなっちまったよ。

過酷な減量やスパーリング映像が出てきたかと思うと、好きな人との凧揚げや自転車2人乗りなど、にこやかなシーンが登場して私の心臓はときめきでギャン泣き。
ラストの水切りシーンなんて……もう!!!!
モノクロ映画なのにキラキラしていた愛しい青春ボクサー映画で最高すぎた。





#ネタバレ
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結局、オリマキは試合には負けてしまうんだけど、この作品のタイトルが「人生で最も幸せな日」ってのが…………!!!!
ずるい……!!!にくい…………!!!!
なんて愛に溢れる素敵なタイトルなんだ!!!!
エンドロールでタイトルを思い出し、ガッツポーズしたくなっちゃったもん。
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