おださん

オリ・マキの人生で最も幸せな日のおださんのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

字幕で視聴。EUfilmdaysにて。
モノクロの雰囲気が素敵で、昔ながらの、手撮りビデオのような親しみやすさが感じられた作品やった!
ただストーリーが〜…!個人的には…あまり…。なんとなく不完全燃焼だったかもしれない…!ボクサーとして減量するのに精一杯で、集中しなきゃダメな時に彼女のことを気にしてしまったオリ・マキは、結局最後の試合で即ノックアウトされて負けてまうから、なんか…あんまり魅力的に思えなかったかも。負けた後も淡々と写真撮ってて、コーチとの感動もなく、ラストは彼女と結ばれる…途中期待されすぎたりしてるのはきつそうやなって思ったけど、ボクシングは結局どうでもよかった風に見えてしまったよ…。コーチとの関係もそこまで改善してなかった気がしたし!(笑)(せめて最終ラウンドまで行ってたらドラマ的に好きやったかも)
でもそういうところも含めてリアルというか、人間ドラマとしてこれがありのままの姿なのかもなって思った!マキにとって最後のボクシングの試合は、「アメリカのチャンピオンに勝つこと」じゃなくて「減量をクリアすること」が目標になってしまってた気がした。だから結局負けて、「人生で一番幸せな日」が彼女と結ばれた日になる、というのは当然のようで本当の彼の幸せだったのかなと思う。何かを選択して、自分にとって幸せになるように生きるのが人なんだよなぁ…と感じさせられました。
好きなシーンは、減量でサウナに入るところと、湖か森か!?みたいなとこに行くところ!(笑)流石フィンランド!という空気感に溢れてたw(あと全然関係ないけど、トレーニングの時、ボクサーたちがシャワー?水遊び?みたいなシーンで普通に男性器映りまくっててびびった…(^_^;)流石フィンランド?w)
あとラストシーン前、マキと彼女が道を歩いてる時、すれ違った老夫婦を見て「自分たちもあんな風になれるかな」と言ってた場面、実は背中だけ映ってたその老夫婦がほんまのオリ・マキとその彼女やった!!というのを知って、素直に感動した!!素敵な演出やな〜と思った…!ほんまにずっと仲良しで、幸せな夫婦になったんやなぁ…!!
ヘタ◯アのおかげで、フィンランド語がちょこちょこ分かったのが見てて嬉しい楽しい映画でした(笑)
おださん

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