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オリ・マキの人生で最も幸せな日のmiのレビュー・感想・評価

3.2
ヒロインがまぁやんちゃ坊主みたいな子で、ぐう可愛い。池に飛び込んで口からピュッって水を吐く仕草ったら。
性格美人の手本みたいな子であがらざるをえない。
ボクシング映画ではあるのだけど、あくまでボクシングは味付け程度。
どこまでも弱い主人公と控えめなヒロイン。
でも、わざとらしくなくフラットなトーンでの人物の演出の仕方は好感が持てた。
そりゃガキじゃねぇんだから嫌なこともやらなきゃいけないし、ましてやプロだったら自分の置かれてる立場に対する責任ってもんがあるんだから、さすがに主人公の描かれ方が弱々しすぎるのではなかろうか。
ボクシングは添え物と理解しつつも、物語全体を彼が試合で見せるような弱々しいパンチと似た印象を受けてしまった。
自分の気持ちも演出同様フラットなままだった。
「どついたるねん」のような減量シーン、まさかのイチモツ映画。


2020劇場鑑賞7本目
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