79年生まれの監督にとって、62年は自分の両親の青春時代と思うが、肩肘張らずに、慈しむように、その時代をいまに蘇らせたこの映画は、観終わってからじわじわ少しずつ味わい深くなっていく気がする。年取って…
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モノクロ16mmフィルムで、時代感が凄い出てます。音楽のセンスも最高。レストランで流れるピアノは「Stella by Starlight」と言う選曲センス。言葉少なく、唐突に切り替わって行く場面演出…
>>続きを読むどことなくカウリスマキぽさはあるものの、主人公に甘い。カウリスマキの徹底したドライさがない、ゆえに逆説的に優しくない。計量へ向かうグダっと弛緩したストーリーラインは悪くないのに惜しい。結末は途中から…
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ライヤはオリに何も言わない。静かにそばにいてにっこりしてる。いない方がいいと思ったらいなくなる。
接待も減量も大変、コーチのエリスも大変。みんなを失望させたら、ってオリ君の感じる重圧。「勝手に期待し…
モノクロ映像の美しさが好み。
ストーリーは至ってシンプル。あまりにそのままでやや拍子抜け。エリスに「恋をした」と素直に打ち明けるシーンは思わず笑ってしまった。
欧州チャンピオンらしからぬ、穏やかな…
フィンランドのボクサーが周囲の盛り上がりや興行ビジネスや減量やプレッシャーに辟易しながらリングに上がって呆気なく負けるが、恋する女性と結婚してなんか幸せ、という作品。モノクロの画面とフィンランドの森…
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