八月

ヤコペッティの大残酷の八月のレビュー・感想・評価

ヤコペッティの大残酷(1974年製作の映画)
4.2
大残酷という題だから、もっとエログロみたいな感じのを想像していた
2時間以上もの大作で、主人公カンディードが時代を跨ぎながら恋人(?)を追うという話
生きることは醜いこと、殺しは贖罪、死ぬことは美しい
おだやかでセックスと食べ物に溢れた平和な世界から話はスタートする
そこから空想の世界、今から少し前の世界に行って色んな体験をしていくカンディード
意味がわからなくてとにかく長い、だけれども退屈ではない不思議な感覚
やっぱりカンディードは何度でも繰り返すし輪廻転生の映画なのか?って思っちゃった、人生ってこういうことなのかな
最近じゃこういう作品は無いしウケもしないから無いのは仕方ないんだけど、やっぱりこういう不思議な映画って存在し続けて欲しいなと思う
舞台によって全く違うイメージの、我らがヴィーナスであるクネゴンダはどういう存在だったのだろう
八月

八月