カナダ人工作員マックスはフランス人工作員マリアンヌと出会うが‥。
ブラピとマリオン・コティヤールの大人な二人がほんとに素敵で、冒頭の距離感にもドキドキしっぱなしでした。
銃で躊躇なく目的を達成する二人からは、逃げられない縛りや冷酷さを感じました。
妻になったマリアンヌがドイツのスパイだと報告を受け、それが証明されれば、妻のマリアンヌを殺害するように命じられるが‥。
愛する人に二重スパイの容疑がかかり、疑いたくないし、そうであってほしくない葛藤。真実がわからなくて暗中模索する様子に観ている私にも暗くなる気持ちが伝わってきました。違うと証明したいのに、なかなかうまくいかない悲しみや切なさがこみあげてきました。
束の間の幸せを感じていたのに、マリアンヌもマックスの心の動きを読み取りいつもと様子が違うことに気付き始めたりと勘が鋭い。
二人を隔てようとするのは何なのか?全ては戦争のせいのように思う。一度持ち始めた疑惑を突き止めたくなるマックスの気持ちがすごく伝わるし、マリアンヌも愛する人のために何ができるのか、考えての決断が悲しい。
とにかく素敵な二人の物語でした。