マナマナ

マリアンヌのマナマナのレビュー・感想・評価

マリアンヌ(2016年製作の映画)
4.5
結論から言いますと。これは主人公の心の葛藤を描いた作品だったと感じました。
はじめは状況が把握しにくく物語に入り込めませんでした。ブラピは何をしにカサブランカに来たのか、ある女性と夫婦を装って何をするのか、状況説明が一切無いのでなかなか感情移入できませんでした。
「MR.&Mrs.スミス」みたい??更に物語は進みます。
諜報活動をする者同士が恋に落ちて結婚し、子供も授かり幸せな生活を送っているところに、妻のマリアンヌにスパイの疑いを持たれ、物語が一転します。

前半は、二人のロマンスの物語、後半は妻の嫌疑を晴らそうと奮闘するサスペンス。

登場人物の顔を直接見せず、鏡写しに表情を見せたり、
肝心な場面をわざと見せず、鑑賞者の想像に委ねるところは、さすがロバートゼメキスといったところでしょうか。

最後は「セブン」を思い出しました。
見終わった後、マリアンヌはいい題名だと感じましたね。
主人公の心の葛藤を描いた作品です。
ブラピの演技力が観るものを惹き付けます!
切ないけど面白かった! 余韻が残りますね。
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