戦争の非情。2人の男女の関係から見事に描き出す。派手なドンパチがある「戦争映画」より、身にしみて戦争の虚しさや愚かしさを感じられる。
いざ戦争となれば国家という枠組みの中でそれぞれの立場であらゆることが踏みつけられていく。その目的に逆らう事は許されない。
イギリスの軍人とドイツのスパイがフランスのレジスタンスの場で出会い、ドイツのスパイ女は英国軍人と恋に落ち、英国に戻り結婚し子どもを設ける。
しかしスパイという立場からは逃れることが出来ない。男は真実を知ってしまった時・・・。
それにしても、これもゼメキスなのか？彼のレパートリーの広さは驚きだ。
