OneEyedJOKER

オフィス 檻の中の群狼のOneEyedJOKERのレビュー・感想・評価

オフィス 檻の中の群狼(2015年製作の映画)
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映画ほどでないにしても、韓国でなら実際に起こり得る話かも…と思えてならない作品。

実際にこんな事件は起こらないにしても、職場での孤独やストレス、プレッシャー等は、韓国とは言わずも社会にあるもので、
ヤケにリアルに感じられた。

【チェイサー】【殺人の告白】の脚本家による初監督作品とあったが、その2作を観た時の様な衝撃は、正直感じられなかった。

しかし、キム・ユンソクとハ・ジョンウ…
この2人が共演して何も残らないはずがない。衝撃はないけど これは『じわじわくる系』の面白い作品だ。

日本よりも激しい競争社会の韓国。
小さい頃から学校や塾という競争社会にいて、なんとか大学受験をクリアして、そして一流企業へやっとの思いで就職しても、
幸せな人生が待っているとは限らない。

そこにはノルマやプレッシャーが待っていて個性というものを殺していく…。

そんな現実社会をホラーテイストで描いた本作品。
自分の立場と比較や重ね合わせて鑑賞してしまったので、なかなか感慨深い作品となった。
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