すずきたけし

エルサレムのすずきたけしのレビュー・感想・評価

エルサレム(2015年製作の映画)
-
“地獄の入り口は3つある。1つは砂漠に、1つは海に、もう1つはエルサレムに”
というタルムードの言葉の導入部から煽りまくりますが、そのエルサレムの地獄の入り口からゾンビが出てきます。
入り口なのになぜ出てくるのか。
まあ、そんなことはどうでいいのですが、この映画は全編が手持ちカメラの視点、つまり『ブレアウィッチ・プロジェクト』のアレです。主人公はニューヨーク住むユダヤ系の女性で友人のキャサリンとテルアビブに旅行に出かけます。出発前に父からスマートグラス(メガネにネットがついたアレ)をつけ意気揚々と出発。そうです、このスマートグラスの映像で物語が進むのです。

旅先で男性と一夜を共にする主人公。ベッド脇に置いたスマートグラス越しに映る主人公へお父さんから「私のかわいい娘は元気かな?」とメールが入るシーンは未来の到来を感じさせますね(ニッコリ

で、主人公の女性の行動が次々と危険を呼び込んでくるので、殺すのは真っ先にコイツだろと思いますが、そのあとは特に書くほどのことがほとんどありません。
みなさんにはJERUZALEMの“Z”はゾンビのZだということだけでも覚えておいて欲しいなと思った次第です。

現場からは特にありません。
すずきたけし

すずきたけし