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十年のsmmt705のレビュー・感想・評価

十年(2015年製作の映画)
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ずっと観たくて、やっと観れた。香港についてあまり知らなかっだのだけど、今のままではいけないという気持ちはこの日本でも同じだと思えた。オムニバスの5つの作品全てが、目の前にある問題を自分達の問題としてきちんと向き合う映画ばかりだったし、『焼身自殺者』では、様々な立場の人から見る懸念と愛情を感じ、『地元産の卵』では、世代を超えての優しさを感じた。政治は政治家が行うもので、遠くの出来事のように日々を過ごしている人と会う度に、日本の行く末を考えている人の少なさに気持ちが滅入ってしまうのだけど、この映画をきっかけに、沢山の人と話したい!と強く思ったし、この映画への敬意と心細さと希望に、わたしは泣いた。
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