同い年

ザ・ファイナル・アカデミー・ドキュメンツの同い年のレビュー・感想・評価

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ドキュメンタリー映画だと思ってたら違った。前半、カットアップの文章と映像で、後半は朗読会の記録。バロウズの人となりは分かるようになってた。

キレれる大人って感じで好感持てる。俯瞰より没頭の人っていう前からのイメージはそのままだけど、狂人じゃないのは安心した。社会問題にちゃんと関心あって、ビートジェネレーション特有の内へ内への傾向は薄い。神経尖ってそうで好きだ。朗読中に時折見せる一瞥が神経質っぽくてカッコよかった。

最後違う人が出てきてビートに乗せて力強く朗読してたのは嫌だった。もちろんバロウズ文学の狂の部分をやってくれてたんだろうけど、それならもう少し入り込んでほしい。

裸のランチは自分で読むのと、バロウズの朗読とで印象がかなり違ってた。ベンウェイ医師のところ笑っていいんだ。
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