6点つけたい
これまでの3シリーズとかなり違う
これまでは、欲にまみれた人々が、ウシジマくんの周りでもがくサマを描いていたが、この作品では、ウシジマ君の生き方を問いただすひとがストーリーの中心になった
ウシジマ君の生き方だけでなく、ひとの欲、欺瞞を問いただしている
このシリーズ唯一の光と言っていい
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ウシジマ君の少年時代を演じた若手はいい俳優だったなあ
河原で少年ふたりが座って話をするシーンがあるが、ウシジマ君の背筋の伸び方が実に美しい
闇金のウシジマ君もいつも背中がスッと伸びている
背筋はああでないといけないなと感心する
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最後の、ウシジマ君が過去を反芻するシーンが秀逸
ウシジマ君はこれからもタフな世の中を強く生きていくのだろうが、時々失ったもの、置いてきたものに想いを馳せるのだろう
ひとはそうやって生きていくのだ
全ては拾えない
想いを馳せることしかできない