前作でウシジマくんがあまり登場していなかったのですが…今作はその分も登場!
山田孝之演じるウシジマくん。作品を通して、あまり表情に変化はないのですが…そんなウシジマくんが表情に変化はないはずなのに、その胸の内に秘める思いが滲み出ている感じがなんとも言えない切なさを鑑賞者である私達に訴えています。
バイバイウシジマ。そんなの嫌です。笑
ウシジマくんの原作はまだ続いているし、今後も映画化して欲しかったところではありますが、あわよくばドラマでもいいので、実写化を続けて欲しいという想いでもあります。
今作ではウシジマくんの過去から、現在に至るまでにも触れられているので、その辺りの人間関係なども見所のひとつ。
子供時代のウシジマくん演じる男の子の歩き方や演じ方に拍手。山田孝之演じるウシジマくんの特徴をよく捉えていたと思います。
ストーリーとしても相変わらずいい点を突いてくる。それは原作の良さでもあるのですが、実写化するにあたっても生きてきています。無理のない実写化にみていて違和感もない。
例の三兄弟もそれぞれがいい味を出していて、それ以上に西原あかねが狂気に満ちている。世間的に狂っていると言われてもおかしくない人達がたくさん登場するので、飽きもなく、最後まで観られるのもいいですよね。
まあ、劇場鑑賞でなくともいいかな、という節はありますが、早く観たい方は是非劇場に足を運ぶべし。
ウシジマくんを劇場で観れるのはこれが最後ですよ!