MOON

闇金ウシジマくん ザ・ファイナルのMOONのレビュー・感想・評価

3.3
ファイナルって事でどう締めくくるのか楽しみにしてたんだけど、あーこんな感じで終わるのかーと、何となく自分の中では盛り上がりませんでした(^^;;

これは原作読まないとダメなヤツだったのかな。これまで語られなかった丑島の素性が語られてたけど、ただエピソードが連ねられているだけで今ひとつピンと来ず。

丑島と竹本、戌亥、柄崎の関係性はとても良かった。しかしそこに犀原茜や顎戸兄弟まで同列で絡んで来てしまうので、何だかとても散漫な印象に。犀原や顎戸兄弟との因縁は分かったけど、十数年も引きずるほどの恨みや憎しみは伝わって来なかった(三男以外)。顎戸長男はなぜあんなに物分りの良いキャラだったの?意外と優しくて逆に違和感。もっと狂ってる安藤政信さんが見たかった(笑)

でも太賀くんと永山絢斗くんには泣かされた。貧困ビジネスの闇の深さにはドン引きしたけど、菩薩のような竹本にいろいろ考えさせられたし、甲本のラストの決断にもグッときました。丑嶋の感情の揺らぎが見られたのも すごっく貴重。山田孝之くんの黙っていても感情が見えてくる演技には痺れました。

そんなこんなの良いところもあったんだけど、全体的には期待を超えて来なかったかなぁ。まぁ大好きなシリーズだったからこその辛口かな(^^;;
MOON

MOON