kumi

ブンミおじさんの森のkumiのレビュー・感想・評価

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)
3.3
昔観た時には全く良さや意味が解らなく
つまらなさだけが残ってたけれど、
改めて鑑賞してみると自分の人生での
経験値によるものなのか、しっくりくる部分が結構あった。

見えているもの、見えないもの、
これから見えるはずであろうもの、
また見えるように戻ってくるもの、去っていくもの。

死生観そのものが試される執着や
逃れられないカルマ、束縛される現世でのあれこれ。

最も美しく感じたのは
深く広く長い森の中を歩き
到着するのは洞窟の中。
そこの岩に映るのは星々のような煌き。
森が内包する宇宙。

生と死が曖昧でどっちにいっても然程変わらない証。
胸にぐっときた。
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