寓話的なホラー作品ですが、サスペンスでもありジュブナイルでもあり見所がたくさんあってとても面白かったです！“ピエロ”に“恐怖”を感じてしまうのは私自身もそうなのですが、主人公たちが自分自身の苦しみや恐怖から逃げず立ち向かい倒していく姿には思わず胸が熱くなりました。また、映画の演出として、“IT”の登場方法、BGM、出現する頻度や顔の表情、キャラクターなど、“IT”自体の恐怖を映画序盤から終盤にかけて段々と抑えるように見事に調節されており観てる観客側も主人公たちとシンクロするようにステップアップしながら“恐怖”に打ち勝てた気分になれました！テーマパークのアトラクションにも似たようなものすごく計算された恐怖演出です。
あと、個人的には本作で2回登場する“LOSER”→“LOVER”の件が笑えるし感動するしで最高でした！映画終了後のメッセージ、…期待していいですよね？
