つるみん

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。のつるみんのレビュー・感想・評価

3.4
いじめられっ子のLosersが〝it〟に立ち向かいながら、同時にいじめっ子にも親にも立ち向かい自分たちで乗り越えるお話。
要は〝克服と成長〟がテーマのスティーブン・キングのジュブナイルもの。というとやはり思い浮かぶのは『スタンド・バイ・ミー』。まさにその通りで本質は変わりないんですよね。他にもオープニングの森林を俯瞰するシーンなんかは『シャイニング』だろうし、洗面所での浴びるような血は『キャリー』でしょうし、彼の原作へのリスペクトが沢山見られました。

で、普段ホラー映画なんてDVDでしか観ない僕が頑張って映画館まで足を運びました。1人では怖かったので友達を連れて観賞。その友達も1990年版を観ていたので話が盛り上がりました。過去作と比べると圧倒的に観やすくなっていたということ。それから、しっかり飽きる事なく最後まで観れた事ですかね。
あとはペニーワイズに関して。最初に現れた時から気持ち悪い、気持ち悪い。演じるのはステランの息子ビル・スカルスガルド。怪演とはこういう事ですね。

あ、あと『めまい』や『ジョーズ』で有名のドリーズームがやはりありましたね(笑)最近でいうと『ドント・ブリーズ』なんかもそうでした。

ただのホラー映画ではない、涙なしでは見られない青春映画。続編も決まってるらしいので頑張って見に行きたいです笑
つるみん

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