前作のドラマ版ITが公開されてから27年後(!)に見事に帰ってきた“それ”。
“それ”は現実なのか幻覚なのか。
前作で排水口への恐怖を抱かせた“それ”ことピエロ・ペニーワイズですが、純粋なピエロの怖さだけでいえば前作のほうがインパクトがありました。
しかし、本作は子どもたちを取り巻く環境が強く描かれており、単なるホラー映画にとどまらず少年少女の成長を描いた青春物語でもありました。
例えば、家庭環境に問題がある子たちが出てくるのですが、ペニーワイズが見せる恐怖は直接的に“親”ではなく、親から受ける圧力の結果として自分自身や他人に感じている恐怖を見せてきます。
子どもたちは、そうした恐怖心とどう向き合って克服していくのか。
第二章も2019年を目安に?といったニュースもあるので、とても楽しみです。